京都で初釜

1月19日、今年の初釜は雪景色でした!

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京都の茶懐石や仕出しを専門に行っている、三友居さんの塵外室をお借りしての初釜。
雪の残ったお庭やお茶室のたたずまいは、また格別です。

私の先生の社中は若い男性が多く、外国人のお仲間も。
若い世代や、外国の方にも広く日本の文化が理解されるのは喜ばしいことです。
私も日本人女性として、もっともっと学ばなければと刺激を受けています。

初釜5

初釜はその年初めてお茶を点てる、一年で一番楽しみでもあり、一番格式の高い行事でもあります。
皆、格の高いお着物を着て、洋服の人もスーツで参加します。

まず、茶室で先生がお濃茶を点ててくださり、皆でいただきます。
そのあと広間に移動し、茶懐石をいただきます。お酒も入って楽しい宴です。
それから、広い茶室に移動し皆で変わるがわるお茶を点てながら、いただきながら
お道具や床の間、掛け軸、お花、お菓子などについて先生からお話を伺います。
お干菓子は「午年」にちなんだ「轡・くつわ」の絵が配されていました。
お道具やお菓子からも亭主である先生の想い入れが伝わってくるのです。

こうして、その年の無事を祈りながら、毎年繰り返される初釜。
遠い昔から受け継がれる伝統を感じられる、京都でのひとときは
私にとってはかけがえのない大切な時間でもあります。
この時間こそが私に人としての幅を持たせてくれると信じ
茶道のお稽古を続けていきたいと改めて感じました。

初釜2 初釜1

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