三弘エマテック 代表取締役 伊藤裕介様

真空技術の総合エンジニアリング企業

Q.コンサルティングに入らせていただいて1年ですが依頼される前、御社はどのような状況でしたか?

困っているよりも、困っていることにさえ気づいていない状況でした。 何とかなるだろうと思い続けていた、というより無理やり思い続けているところがありました。 自分で「このままではダメだ、ダメだ」と口に出していたけど、でも何とかなると思っていました。

 

Q.コンサルティングを依頼するきっかけは?

取締役の菊地さんを介して森内さんと会って、色々話していくうちに、自分の中にあるものを引き出してもらった時に「これはまずい」と本当に気が付いた。 気付いているつもりだったが、話すことで危機的状況に本当の意味で気が付いたためお願いすることにしました。

 

Q.コンサルティングを一年受けてみていかがでしたか?

「まずは自分軸を探すところから」と言われたことで、そこでハッとしました。 前までは会社をなんとか維持する意識でした。それが心地よかったけれど、維持じゃなくて発展させなきゃいけない考え方に変わってきたことが大きかったです。 この会社で自分は何をしたいんだろう?という想いが以前からあったけれど漠然としていて、どうしてやっていけばいかわからなかった。 だから、依頼していなかったら、課長の菊地さんを部長に抜擢して、結果取締役にまで引き上げる人事はしなかったと思う。いままでの人事でずるずるとやっていただろうと思うし、係長だった二人を課長に抜擢したりという組織は、まず思いつかなかったと思います。この一年で方向性が明確になって、それに向けて決断、行動できたことが大きいと思います。

 

Q.この一年間の成果はいかがでしたか?

まずは、社員の変化です。 経営理念を新しく作り変えて、それを浸透させる研修を行ってもらったことで、会社の方向性を社員に理解してもらえたと思います。その結果、自分と同じ方向を向く社員が増えたと感じています。 また、いままでやらされた感が多かった社内ですが、毎月の研修や社員全員討論会を行った結果、「ノー残業デーをみんなで決めて、実際に運用するところまでこぎつけたり、拡販のキャンペーンを行うなど、社員主体で動くようになったのは大きな成果の一つと捉えています。 また、社外から見て「何かにチャレンジしている」「あの会社変わったな」と思われているのだとしたら嬉しいです。

 

Q.一年間、苦労したことはありますか?

まずは社長である自分の意識改革。 他は、組織の作り方は一番悩みました。誰をどのポジションに付けるか。誰かを引き上げれば誰かは降格。しかし会社の方向性や将来を見据えた選択ができたと思っています。苦労というより、結構すんなり来たと思います。その要因は、社員のみんなもこのままじゃまずいと思っていたところに、コンサルに入ってもらって、やるしかないと改革を進めることができたからだと思います。それには、毎月継続的に研修をやってもらえたことも大きかったと思います。

 

Q.これからの展望は?

みんなが主体性をもって、やらされた感がなく、会社をよくしていく方向性で取り組んでくれることが一番望んでいることです。

 

Q.どのようにお役に立てるでしょうか?

やはり社員は井の中の蛙。 ぬるま湯につかって知らない間にゆでガエルになってしまう前に、外部の情報や、他の企業での状況などを伝えてもらうことで、社員にも気づきを与えてもらえると思います。 社長である自分にとっては、色々話せて考えがまとまることが一番大きく助かっています。自分のやっていることがあっているのか不安だったのですが、話すことで確信が持てるようになります。今まで自分ができなかったことも、取締役の菊地さんと森内さんと共に課題を一つ一つ相談し、解決しながら動かせていくことが一番安心できて助かっています。

 

Q.ありがとうございます