品位に欠ける服装

先日、山本太郎参院議員が通常国会召集日にタートルネックとジャケット姿で参院本会議場に現れ、「品位に欠ける」として議院運営委員会理事から注意されたという記事を見ました。

ニュースで取り上げていたこの問題に対する街の人の声は、賛否両論。

「別にいいんじゃないか」「そんな格好の人の話は聞く耳を持たない」など。

皆さんはどう思われたでしょうか

服装や身だしなみというものは、TPOに合わせて整えなくてはなりません。

その際に大切なことは【相手目線】に立つということ。

普段のおしゃれは、自分の好きな【自分目線】でよいのですが、「身だしなみ」を整える場合には【相手目線】で考えなくてはなりません。
相手にとってこの服装はどう映るのか、不快に思う人がいないかどうか、場に即しているかどうか、それを第一に考えなくてはなりません。

そういう観点から、今回の山本太郎参院議員の服装を考えてみると、「ノーネクタイでは品位に欠ける」と感じる人がいたということになります。

ということであれば、やはりスーツにネクタイで会議に臨むべきではなかったかと思うのです。
しかも、今年初の国会召集日で、何かとお騒がせな一年議員であるならばダークスーツに紺系のネクタイを合わせていけば、こんな騒ぎにはならなかったことでしょう。「脇が甘い」と言われても仕方がないのかなと、私個人的にはそう感じました。

「身だしなみ」はルールに書いてあるかどうかよりも、その場にふさわしいかどうか、自分の立場をわきまえて整えることが大切ではないでしょうか?

誰からも好感をもたれる服装もできたはずですから。身だしなみやマナーは相手への敬意の表れです。独りよがりにならないように気を付けたいものですね!

山本太郎

写真:産経新聞(酒巻俊介氏撮影)