スーツの柄
イメージアップコンサルタントの森内真希です。
スーツの選び方で大切なのは「色と柄と形」+素材(服地)を考慮することです。
ご自分の役職やキャリアに合わせて、自分の魅力を最大限に引き出してくれるスーツを選びたいですよね。
今回はスーツの印象を大きく左右する「スーツの柄」についてお伝えします。
ビジネスに向くスーツの柄は、「無地」か「ストライプ」が基本柄となっています。
まず、「無地」ですが「無地に始まり無地に戻る」といわれるほど基本中の基本。
特に濃紺の無地はどんな場にも着ていけますし、シャツやネクタイのコーディネートがし易いので、
まずは「無地」から。
無地には遠目無地といった、近くで見るとストライプが入っていたり、鳥の目のように丸い小さな点が配列されたように見える折柄(バーズアイ)もあり、遠目と近くでは印象が変わるものもあります。バーズアイは落ち着いた雰囲気になるので、ミドルエイジの方にお勧め。
次に「ストライプ」です。主なストライプ柄としては
ピンストライプ、ペンシルストライプ、チョークストライプなどがあります。
中でもチョークで線を引いたようなチョークストライプは極めて品格があるとされ、相手に信頼感や力強い印象を与えることができます。
落ち着きと華やかさを兼ね備える生地のため、ある程度の役職の方に向きます。
(部長のスーツなどとも呼ばれる)
チョークストライプ
体型カバーの観点から見ても、ストライプ柄は太めの方にもお勧めです。
縦長効果を生むため、スマートに見せてくれます。
スーツの色も濃い色を選び、ストライプの間隔が1cmより狭いものを選ぶとより効果的です。
ストライプ柄の注意点としては、線の太さや間隔によって印象が変わり、あまり線が太いものや間隔が広いとマフィア的なイメージになってしまいますのでご注意を。
ストライプの他にスーツの主な柄としては
ウィンドウペーン、ヘリンボーン、グレンチェック、ハウンドトゥース(千鳥格子)などがあります。
ウインドウペーンは、窓枠のような格子柄で、目立たない細いラインのチェックであればビジネススーツに向きます。
ソフトで穏やかな印象を与えるので、商談の無い日や初対面の人と会わない時向きの柄といえます。
ビジネススーツの柄の揃え方としては、まず無地、遠目無地、ストライプ、ウインドウペーンや柄物(グレンチェック、ヘリンボーン、ハウンドトゥースなど)へと線を増やす、太くしていくと覚えるといいと思います。
柄の線が増えれば増えるほどカジュアル感が増していきますので、ビジネスには向かなくなりますので注意が必要です。
グレンチェックや、ヘリンボーン、ハウンドトゥースはビジネススーツというより
ビジネスカジュアルのジャケットなどに向く柄だと言えます。
次回はスーツの形についてお伝えします。